2000年10月18日水曜日

野生的教育?

16日(月)午前6時、アナタハンに到着。船の揺れと物音で目が覚めると、船長が若いボートスタッフ二人を「ヤシガニを獲ってこい」と島に上陸させていました。桟橋も無い無人島、大きくゆれる船体、普通の人はとても上陸できるような環境ではありませんが、彼らは難なく島に渡って行きました。その後彼らは一昼夜島に置き去りです。日中に仕掛けを作り、夜、穴から出てくるヤシガニを獲るのだそうです。
アナタハンは、切り立った断崖と急斜面の山が海岸に迫る、見るからに火山島といった荒々しい風貌でした。所々にこのような岩が海面に突き出ており、強い波に洗われていました。小魚を狙う鳥たちも生息しており、サイパンのバードアイランドを思い浮かべた人もいたようです。

車のようにはいかないよ
その島を眺めに上のデッキに上がってみると、なんと「怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ!」船長は海を眺めており、我らのメンバーの一人が操船しているではありませんか。もう島影に入り穏やかな処を低速で進んでいるとはいっても、見てしまうと千鳥足で進んでいる船体を感じてしまうのでした。釣り好きの船長は、朝飯前の釣りを始めました。冷凍イカを小さく切って餌にします。入れ食いで”オジサン”やら”カワハギ”などが面白いように釣れていました。
釣り好き船長
この日の朝食は煮物とご飯、みんな疲れているのか寝ぼけているのか、食べたり食べなかったり。また、自分で準備してきたインスタントスープを作る者もいれば、緑茶のティーバッグをコップに入れたまま飲んでいる者もいました。船長がくれたモンキーバナナ、おいしかったよ。食後は暫くのんびり過ごし、船長のサジェスションを受けながら最初のダイビングポイントに向かいました。  

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